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唐辛子 サブスタンスPって何? 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

唐辛子 サブスタンスPって何? 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2017年08月17日

 

最近、参加する講演会でよくでる 単語にサブスタンスPというのがあります。

 

去年 高岡市歯科医師会が主催した講演会でも述べられ、最近開催された富山県保険医協会の歯科で主催された講演会でもでてきました。

 

サブスタンスPは100年近く前に発見された痛覚に関する物質ですが、私が大学生の時には、基礎医学系の授業にも 登場したことがない物質です。

 

最近、よく歯科界で話題になる理由は 喉、気管の神経から放出され、嚥下反射,咳をおこさせる物質でもあるからです。

 

このサブスタンスPは 脳の一部である黒質線条体といわれるところでつくられるドーパミンという物質の影響を受け、ドーパミンが減ればサブスタンスPも減り、ドーパミンが増えればサブスタンスPも増えることがわかってます。

 

パーキンソン病は、黒質線条体のドーパミンが減る病気ですので、サブスタンスPも減り、嚥下反射、咳もおさえられ、摂食嚥下障害がおこります。また、歯科医師 歯科衛生士による口腔ケアの時も 嚥下咳反射が低下してるので注意が必要です。

 

また、黒質線条体大脳基底核付近で、小さい、症状がない脳梗塞、無症候性脳梗塞がおきてもドーパミンが減り、サブスタンスPも減り、嚥下反射、咳もおさえられ、摂食嚥下障害がおきやすくなります。(水を大量にだす歯科治療でも、配慮が必要となります。)

高齢になると多くの方が無症候性脳梗塞がありますので、高齢だと目に見える原因がなくても摂食嚥下障害がおきやすくなるということです。その他喉頭が下がって来る等の理由もありますが。

 

統合失調症の抗精神病薬の多くは、ドーパミンを減らしますで、高齢でなくても、摂食嚥下に問題がおきることがあります。

 

では、サブスタンスPを増やすには、ということで、かなり効果があるのは、カプサイシンです。そしてカプサイシンをおおくふくむものと言えば トウガラシです。ただし、高齢者は呼吸器系、消化器系、歯科口腔系など、に問題を持ってる場合があるので、適度なトウガラシをとると、摂食嚥下機能には有利にはたらくということになります。

 

また、歯科とは直接関係はないですが、血圧を下げる薬であるACE阻害薬もサブスタンスPの分解を邪魔するので、効果があります。

 

結論として、サブスタンスPを多くすれば、嚥下反射を高め、誤嚥しにくくなり誤嚥性肺炎を減らすことが出来る。