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口腔ケアの意義、効果 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

口腔ケアの意義、効果 富山/高岡市の歯科、歯医者ならやまもと歯科医院

2018年04月19日

口腔内においては、300種類を超える微生物が口腔細菌叢を形成しています。環境的には、温度、湿度とも細菌にとっては最適な所なので、口の中、口腔内は300種類を超える微生物、細菌の培地(培養するところ)となっています。

唾液には、1mlあたり生菌1億個、歯垢1グラムあたり生菌1000億個が存在します。したがって、口の中、口腔内は、肛門より汚れた場所ということになります。

最近、要介護 高齢者における歯科衛生士による口腔ケアが注目を集めています。

「適切な口腔」で、誤嚥性肺炎が減少することは、今までいろんな方の研究で証明されています。誤嚥性肺炎の原因は

①唾液誤嚥-主に夜間

②食物誤嚥-食べるときの誤嚥

③胃食道逆流による誤嚥-GERD

です。

大雑把には、①唾液誤嚥が40%,②食物誤嚥が40%③胃食道逆流による誤嚥GERDが20%と言われています。

口腔ケアにより①唾液誤嚥と②食物誤嚥には効果があります。③胃食道逆流による誤嚥-GERDについてはまずは、P-CAB(potassium-competitive acid blocker)となっているよです。ARMS(anti-reflux mucosectomy)という選択肢もあるようです。

      また、誤嚥性肺炎に関係ない高齢者のかたでも、「適切な口腔ケア」は、高齢者の発熱、を減少さるということが証明されています。

(注-適切ではない口腔ケアは逆の効果がおこることがあります。)

 もうひとつ、大切な口腔ケアの意義、効果は 摂食嚥下障害の治療の基本となるということです。摂食嚥下機能の改善、治療においては、この口腔ケアなしには、なにもできない根本となるものです。

ここでいう「適切な口腔ケア」とは、

口の中の歯の表面、舌、口蓋、頰粘膜の表面の汚れ、細菌をブラシなどで擦れば、その細菌は、口のなかのどこかに落ちてゆきます。その汚れ、細菌を回収しなければ、単に細菌を散らばらせるだけの結果に終わってしまいます。そこで、この汚れ、細菌の回収が重要な役割があります。この汚れ、細菌を回収する口腔ケアの方法は、特別な方法であり、我々が日常生活で行なう歯みがきとは全然ちがいます。その為に、汚れ、細菌を必ず回収するという意識でトレーニングを受けた歯科衛生士が口腔ケアにあたります。この汚れ、細菌を必ず回収するために「水を使わない口腔ケア」や、口腔咽頭吸引といわれる、歯科衛生士にしかできないテクニックがあります。(口腔咽頭吸引は、もともとは、歯科衛生士のごく一部のあいだで行われていたものですが、現在は、看護師も技術習得している方が現れ始めています。)

また、機能的口腔ケアも大切となります。