子供の歯の本数不足とゆ合歯 富山・高岡 やまもと歯科医院

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子供の歯の本数不足とゆ合歯

10年ぐらい前の新聞の健康に関する記事で最近のこどもには、先天的に正常と比べると歯の本数が少なくなっている子が多くなっているというのがありました。
この内容はかなりの反響があり、歯科界のみならず、いろいろな所で話題になりました。
この記事を書いた歯科医に小児歯科学会の偉い先生方が異議有りと唱えて、本当にそうなのか、昔から欠損歯の数はかわっていないのではないか。
これには明確な根拠がないのではないのかという教授陣が調査をしようという事態になったと聞きました。(その結果の確認は私はまだできていません、昔の資料をしらべなければならないので困難をきわめそうだということは予想されました)

現在の状況

5歳の子供を対象とした調査では2.38%に先天的欠如があり、永久歯の場合に30~40%の子供に見られると報告されています。その多くは親知らずの先天的欠如で20~25%を占めており、側切歯(一番前の歯と犬歯の間の歯)や第2小臼歯(大臼歯の手前の歯)です。 では、先天的欠如があるとどうなるか

  • 歯並びが悪くなる
  • 歯と歯の間にすき間ができる
  • 出っ歯になったりする
  • 噛み合わせが悪くなる
  • 嚥下にも影響する

乳歯の先天的欠如の場合、2分の1以上の確率で永久歯は生えてこない

元々1本づつの2本の歯がくっいてて生えてくる歯をゆ合歯と呼んでいます。
ゆ合歯は乳歯の場合発生率は1~5%で永久歯では0.3~0.4%です。男女差はほとんどではなく西洋の国々よりも、日本での発生率は高く同じアジア人の中国と同じ確率です。

乳歯のゆ合歯は以下の3パターンだけである。

  • 下顎の一番前とその横の歯(41.7%)
  • 下顎の犬歯とその前の歯(39.7%)
  • 上顎の一番前の歯とその横の歯(18.6%)

Aの場合、後に生える永久歯も先天的に欠如する確立は16%であるが欠如がない場合でも、歯が重なるので歯並びが悪くなる。
Bの場合70%以上の確率で先天的に永久歯も欠如する。
Cの場合60~70%の確率で永久歯が先天的に欠如する。欠如がない場合でも歯の携帯などに異常がある場合が多い。

(参考文献 新谷試康 日本歯科医師会雑誌2013 VOL65 No12 6~12 2013)