妊娠(妊婦)と薬剤 富山・高岡 やまもと歯科医院

高岡市 歯医者 歯科 やまもと

TOP >  妊婦の歯科治療 >  妊娠(妊婦)と薬剤

妊娠(妊婦)と薬剤

歯科に限らず、一般に、妊婦の薬の服用に関して

1)~妊娠3週末(着床完了まで)

基本的には、もし、薬剤の影響を受ければ、着床しないか、早期流産になる。または、完全に修復されて、正常になる。

2)妊娠4週~7週末(器官形成期)

胎児の脳、主要神経、心臓、胃、口腔などの臓器ができる時期です。 したがって、奇形をおこすという可能性が一番高くなる時期でもあります。この時期は薬剤の服用に関しては、慎重になるべきです。

3)妊娠8週~15週末

主な臓器はできていますが、性器や口蓋(上の歯の裏側の顎)はまだ、完成していないので、この時期も注意する必要があります。

4)妊娠16週~出産

この時期は奇形という問題よりも、できた臓器の発育する時期なので、その機能に影響が及ぶ可能性があります。妊婦の飲んだ薬剤は特殊なものを除き、ほとんどは胎盤を通して胎児に移行します。

woman3-1

歯科で、使用する薬について

化膿止め、抗生物質(抗菌剤)の使用

ペニシリン系、セフェム系、マクロライド系薬は、胎児に毒性はなく、服用は問題ないとされているが、あくまでも、薬の使用の有益性が、そのリスクを上回る時だけとすべきです。外国で広く使われている合成ペニシリン系のサワシリンなどは、妊娠初期に飲んでも、それによる先天性奇形などがなかったという報告があります。(やまもと歯科医院では妊婦にどうしても抗生物質を使用しなければならない場合はサワシリンを使用いたいしております。)

ニューキノン系の薬は、いかなる時期の妊婦も服用してはいけません。(クラビット、ガチフロなど。 ガチフロは糖尿病患者も服用してはいけません。)

テトラサイクリン系は、歯牙の着色の原因になるので、服用してはいけません。1970年代までに生まれて、歯が茶色い人は、この薬の服用した可能性があります。

痛み止め、腫れ止め(鎮痛薬、抗炎症薬)

●ボルタレン
日本の歯科医院で鎮痛薬として、一番広く使用されている薬だと思われますが、胎児の動脈を収縮させる作用があるため、妊婦には使用できません。死産も報告されています。

●カノナール
妊婦が使用できる薬です。

●ロキソニン、ポンタール
妊娠末期には使用できません。

●バファリン330mg
出産予定日12週以内は服用できません。

●インダシン
妊婦すべての期間、使用できません。

woman3-2

総合的に判断すると、カロナールが最も安全だと思われます。