口腔顔面領域の帯状疱疹 富山・高岡 やまもと歯科医院

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口腔顔面領域の帯状疱疹

歯科口腔外科領域での帯状疱疹は子供の時にかかった水ぼうそうのヘルペスウイルスが神経にもぐりこんで潜伏して何十年か経ってから、からだの免疫力、抵抗力が下がった時、ストレスや疲労が溜まった時に再び活動性を高めて発症します。

このウイルスがいかにして再活性化するか、その詳しいメカニズムはまだ解明されていません。

病院の歯科口腔外科、歯科医院を訪れるこの病気の患者さんは、三叉神経領域のからだの片方の口の中の粘膜、くちびる、顔面皮膚に水ぶくれ、水疱、疼痛で来院される方です。

三叉神経第2枝 上顎 上くちびる、口蓋、歯肉 顔面皮膚
三叉神経第3枝 下顎 下唇 歯肉 顔面皮膚

の部分です。
水疱がなくなった後も、痛みがのこる帯状疱疹後神経痛が長期間残る場合もあるので、抗ウイルス剤の早期治療が必要です。

疼痛が、強く長期間残る場合は、星状神経節ブロックの治療が必要な場合もあります。

日本人の場合、全人口の6~7人に1人が三叉神経領域に限らず、全身のどこかに帯状疱疹にかかるといわれています。

普通は、一生に1度ですが、まれに2回帯状疱疹にかかる場合もあります。
目の領域の帯状疱疹には特に注意が必要です。悪化すれば、失明の可能性があります。

私が学生時代のウイルス学の講義では(30年近く前)目に使えるアシクロビルが普及しはじめ、当時の久留米大学のウイルス学の教授先生がこれで失明をふせぐことができると力説されていたのが印象的です。

当歯科医院が開院して20年の間に帯状疱疹で来院された患者さんは1人だけです。70歳代の男性の方で、来院理由は、「入れ歯が合わないのか、口の中が痛い。」という方でした。私が口の中をみると、原因は入れ歯ではなく、三叉神経領第2枝領域の典型的な帯状疱疹の状態でした。

歯科医院を受診する可能性は低いですが常に注意しておかなければならない病気のひとつです。

治療薬 抗ウイルス剤 ファムビル錠250mg 1回2錠 1日3回 7日