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歯はエナメル質、象牙質、歯髄(神経)、セメント質により構成されています。この4つの構成の中で、外胚葉由来のものは、エナメル質だけであり、からだを外部環境から遮断するはたらきをするという観点からは、外胚葉由来の皮膚や粘膜と同じです。

つまり、口腔内に直接さらされ、いろいろな細菌と接触して、機能をはたせるのは、エナメル質だけです。むし歯やドリルによる切削によって、エナメル質が取り除かれてしまうと、象牙質や歯髄が直接口腔内にさらされてしまい、歯はすぐに感染と、それによるダメージをうけてしまいます。これは、創傷と同じであると考えることができます。からだの他の部位では、自然治癒により、上皮が再生されて創傷を覆いからだを外部環境から遮断することができます。しかし、周知のように、歯の硬組織は再生が期待できないので象牙質が口腔内にさらされた状態では感染がますます進んでしまいます。それでは、むし歯やドリルでエナメル質を削ってその上に従来のセメントでセラミックや金属のかぶせ物や詰め物をしたらどうなるか?合着セメントは象牙質の表面のわずかなザラザラした凹凸に機械的にひっかかっているだけなので、つまり、象牙質の上にただ、のっているだけで、象牙質とセメントの接着様式は健全な象牙質とエナメル質の接着様式とは比べ物にならないぐらい弱く、合着セメントは容易に破壊、崩壊されてしまいます。

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それを解決する方法として、象牙質の中の最上層部に人工エナメル質をつくる方法があります。

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人工エナメル質は元々の人間のエナメル質よりもむし歯になりにくい性質をもっています。そして、細菌はこの人工エナメル質の中に進入できません。また人工エナメル質をつくる方法は、歯の表層、数ミクロンの象牙質に、従来の合着セメントではなく、接着性レジンセメントと同じ成分の物質を滲み込ませることによってできます。

また、セラミックや金属のかぶせ物、詰め物をこの接着性レジンセメントで合着すれば、象牙質に滲みこんだ物質とおなじですから、エナメル質と象牙質の接着に匹敵するぐらいの強い接着力があります。この人工エナメル質自体のむし歯に対する抵抗力プラス、象牙質と接着性レジンセメントによる接着強さによりセメントの崩壊が防げて2次むし歯を防ぐことができます。